転職する前に実績を作ろう

プログラマになるためにプログラミングの勉強をまずしておくと有利に動くことは間違いありません。自分がプログラマに向いているか分かりますし、何より楽しく続けていけるのか体感できるからです。

さらに言うと、転職の際は目に見える実績があるとスムーズに進めやすくなります。プログラマの実績で代表的なものは「制作物」です。ホームページやソフト、ツールなどITに関するものの多くが制作物としてアピールできます。

しかし中には「実務経験」の方をより重視する会社もあります。転職のために勉強してきたのに、実務経験がないと駄目とあっては辛いものがあるでしょう。自分が就きたい会社がそういう会社である場合は、まず未経験可の求人に応募して実務経験を積み、その後その会社への転職を目指すという段階を踏む必要があります。

ただその他にも実務経験を積む方法があり、それはクラウドソーシングを活用することです。クラウドソーシングは誰でも仕事を発注・受注できる便利なサービスで、オンラインのサービスなので、IT系の案件が多いのが特徴です。仕事を貰うまでのハードルが低いので実績を作りやすいのですが、競合相手も多いため落選する場合も多いです。上手く仕事を貰うためには発注者の意図をよく考えるといいでしょう。

「このプログラムを導入して何を成し遂げたいのか」「なぜこの仕事を発注したのか」、このような点をしっかり考えると採用される確率が高まります。多くの人は「数打てば当たる」の考え方でテンプレートを作ってそのまま提案するので、発注者の意図を考えるだけでも心の伝わりやすい文章となり、採用されやすくなります。まず実績が欲しい人はこのやり方を試して、すぐにでも実績を作ってください。

転職は回数が増えると不利になることがあるため、こうした未経験可の求人に応募する以外の方法も試して実務経験を積んでいくと良いでしょう。